コンテナガレージ

仕事(フリーライター)、日常、小説、その他諸々

ch 3 

「目に留まりますよ」
「優しいのね」「それとも見返りがほしくて?」
「識別に長けて、席までを正確に言い当てます」「、なんと?」
「塩漬けは適度にシソを加えませんと、ね」
「選ぶ楽しみが失われましたが」
「あら、不確定に価値などがあって」「握手に他人任せは、人が引いたおみくじを信じれて?」
「福はありましたよ」見てごらんなさい、得意げ。
「着替えは無駄に終わってはいませんか、遅れた私たちがもとへ、ですものね」さあ、手を引いては階段を先に導いてくださる?差し伸べて折れ曲がる先が自重を軽く、ベルベットの袖より白と毛の深く腕とつながる節くれた異性が指が、広がる裾を気品を保ちて捲り人形のまなざしをしかと身に受けて、半数はがっかりと、彼女の登場を夢にまで見て、ちっとは自重しろよ、目立ってからに、主役は誰だと、ひとみと首はまくしたてて子供、あれこれと今日が身に起きた出来事の語たる。
「特等席は二階ね」
「離れて出会う日々には、まぶしくて敵わないでしょうな」
「考えがあって?」
「あなたこそ」
「先に」「あなたの趣味に私が付き合うの」
「治外に」
「たのしみ」
「五層だったわね」
「気づいて私が先ですか」
「いまので」
「良心は傷めずに、あなたらしい」紙が回る。
「飾るのかしら、酔いに浸る、薄れては引っ張り明け暮れて加える」「アンケート用紙一枚は節約も兼ねるのね」
「はじまりますよ」小声。暗くカーテンのスタッフが閉めて、ひそやかと咳が話しては、つぐんでを急に体がおどろく。音色。会場をそっと足元に漂い、もぬけの殻を見つめてはどこと出どころの探り、スピーカーが伝えるは知るとも指の口の動き、目の揺れる体は見えていますの、服の擦れる体の捩じり。途切れたと、息をのみ、また次の同じく無音を嫌う人の性に話し声が再び戻り、しめたと、気を削がれた、空白へ彼女はまざと自身を見せつけ、音と戯れた。歓声がどよめきと拍手も消失、歌う声を聞き漏らすまい、羨望よ、首は数センチを前に、胸の前には組まれた両手が一つの岩を形作った。