コンテナガレージ

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「この借りはきっちりどぱっと私は返してもらう義務があるんですからねぇー」安佐を想い館山リルカは後部座席の後輩を追い水田線の最寄り駅から彼女たちの職場『エザキマニン』へ、十一時のlunchに間に合わせる開店と食事の提供を、安佐ひとりに任た。この頃は一人でlunchの仕込みから提供と会計までの一切を私たちのためを思う、それこそ送り出す私が想いは店長と釣り合いの取れる。館山と店主は山と積む段ボール箱が野菜に使い古す銘柄の異なる米袋は十を優に、指標を図れば期間がいる、目の移る候補を知らず。大判振るまい喜びの播きに後背は波の穏やか、

「安寧は、むしろ速やかな崩壊が望ましい」館山は向かう先へ体のねじりを前に向けた。不慣れな喧噪を過ぎた、見上げる高台を回り電車と並び対向車へ道を譲る、平然、悪態を聞けてそれは事実を発するのでしょう、死を招く鉄の塊に身を委ねた乗車に不自由な体、失う命と約束を交わすのだ、過去小川にmotor raceのdriver

と心境は同じであるのは、自分だけだろうか、つまり事故の数と傷の程度は明らかに他人事と交通安全運動なる呼びかけは私根の断絶に限ります、と。 

 散らかる像を整理、髪を結びなおした。「二千万の余裕ですか、それと……」

「後者だね」売り払う銀製品のcutleryはアンティーク、美術・工芸品の価値を含み王室が作らせた品であった。事情が多数絡み売却を店長は決めた、店の経営は盤石その証しにlunch時の行列は引きも切らずなのだ。

 三倍と当日か正午過ぎの配達、一種類をdinnerと呼べるのか、営業を続ける店、現状を保ち望むはことごとく失墜に遭うさ。私の意見が墜とされた、。緑は彼方、防砂林を一列に、土が一面に顕わす。

 三叉路を直進し沿線を逸れた、望む日本海を嫌い車は裾野に建てた平屋を目印に止まった。今更悔いて色の白い人が好みとは思えないだろうから、館山は歩道に片足のかけてまじ々眺める店長をみた。

「刑事さんに聞いておけばよかった」

「不法侵入を事前に許可しろとでも?」

「、そんなところかな」小路を連いた。

「上蓋の裏か、場所は当たり」少年が捕まえた気に入る昆虫を見せた、猫が狩の成果、かろうじて息をする蝉を咥えた登場が重なる。どちらも同じ目は中で瞬く。

「借り手が見つからず壊すにも土地の値を勘定に入れて」館山は鍵を差す店長を聞き役に据えるのに、「せめて靴を」

 館山たちを先に泥のついた跡がしっかり残る。「わっ」

 虫を連想、首から下げた震える端末、店長に静止が思い浮かばず画面と人を行ったり来たり。「相当暇を持て余すな」死体について電子版の記事だ、記事の大小によらず一律の金額で購入が可能、しかも記事のコピーは合法と新聞社は認めた。ただし転売の発覚は重い実刑を課す制約をつけてではある。これは購入者そして受け取る私へも罰が下る。両成敗に二三件の発覚を受けてからは音沙汰のない。

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 毛足の短いスリッパを見つける、埃は外側、中は清潔。踏み出して、館山は一跳ね。

「店長は選ばれたのか、世界中から」、写真と共に文字は化学賞受賞決定が躍る、救世主はたまた為政者。

「おっと」館山は目を見張った。「ずいぶんと研究熱心な新参者だな」散らばり本は開いて折れて重なっていた。