コンテナガレージ

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 公園を境界に据えた。盛りあがる土塁を利用したか。しかし川は線路の南を西へ流れる、以前こちらへ伸びていたのだろう、道路地図を閉じ助手席の種田は修正を加えた。畑に、一棟が建つ。片田久吉はたまたま行き着いたと話して、自らの関与を微かも許されない、これはあなた方のためである。調べたいのでしょう?引け目、弱みがあちらの握手(あくて)に。噴火を恐れたままとも受け取れる。

「どうぞ」種田は先手を取った。腹を探る。上司という立場、同僚であれど肘を危険にさらす愚か、軸のずれは蓄積し弾けることと年月を生きて送れた先達の経験則。個人的行為を年の離れた者へ抱いた近親者を浮かべる愛と似通うこれは情であろうか、一向、幅・高さともに変化を見せない建物を種田は目測(はか)っていた。

 三分の二を灰皿へ落した頃、門に出くわす。渡り廊下を支えた柱二本の建造物、と言えばわかりやすい。あまりに、近い。イタドリの群れが我が前へ上よ、隠くす歩道に一と半車線に、迫る。

「御用の方は操作盤(panel)を押してください」庇の暗がりを降りた画面。車両ごと門中へ運ばれた。タイヤの接地面に代わるbeltを七八m、種田側から横へ引き込まれた。折り畳み、ゲージの中に並んだ。アナウンスは階数に、行く通路(みち)を促す。種田、熊田と降りる。柵の引手は熊田の側にあった、道案内が敗因である。日陰、駐車場兼エレベータ前、エレベータ中(なか)、廊下、取り去る熱の量は段階を踏む、来客への配慮もしくは農家の健やかな資本が身体のため、種田と熊田は中畑に向かう。

「右手、一番の部屋にお進みください」ぽん ぷ ろ ろぉう。

「ドアノブは手動か」熊田の呟き。刑事を明かさず、始まる。

「掛けてもらおう」断れば口のきかぬ、作り付けの棚に沸いて人形の顔を従える、出迎えた男はこちらの紹介を促すことを省き、よりも目的を告げよ、刑事たちに問うた。天板の厚みが観える、カメラはディスプレイに取り付けている、種田は映像を補完した。

 死体、不作、種。熊田の口は滑らか、真っ正直と世間ずれを合わせてひねくれた思想によく響く。

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「議事録を拝見したい」無人の室内に熊田は望みを放つ。

「撮影、板書(うつし)、所持品をその穴へ」熱源を計り窪みは生き物のよう提出をせっつき、「活かせ、代償を払うつもりで」落ちた画面へ。

 二つの誤解。一つ、私たちは対象物を引き出しを見つけ取り出す能力(ちから)を備える。二つ、未解決とさじを投げた案件である、取るに足らずと訴えは屋台骨を脅かすに値をしません、上層部が判断を下し私たち末端の隅に送られたのだ。

「座ったらどうだ」位置を入れ替え、彼女はかけた。