コンテナガレージ

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「以上が、調べた私どもの捜査です」熊田さんはどちらに、スピーカーに澤村は尋ねて、車外で煙草を吸っています、聞いてはいます、種田に気を使ったのだろう。それにしても、館山は議事録が消され次の議題が私たちが目を通し聞かされた記録は、「店長」つい問いかけてしまう。

「言わんとすることは」店長はその前に、事情を知らせた。これで皆が情報を共有した。顔を向けては見つめる。理解に及ぶ者は、飄々と澤村と母親は時の過ぎてと煙草を、父は咳払いに威厳を押し出そうと忘れた質を、背後の二人国見は音を立てず小川はあれやこれやと考えが漏れる。

「地域特性、立地が作物を育てる適した、害を逃れた環境であると私は考えた」だが、店長は灰を落とし向き直る動作と再開、「土を渡し結果は窒素を含む、量が多いのは緑肥のためですね、ご協力を」店長は軽く頭を下げて、「漉き込むのさ」小川に言う、彼女が動き出しそう、先回り、抜け目のなく、いや館山は店長が立ち回り労力をわずかにでも少なくという算段がため、安佐の恥を思ってとは、話しは続く。

「通常、苗を畑に植えるならば、苗はすでに栽培をハウスで季節を先に育てる。畑には種を播く時期に苗が植えられて早めに定植を済ませる、漉き込む植物は早まる定植の時期に育つ、かぶるのさ。窒素を蓄える種を諦め別の、これは肥料ですね単なる、はい、漉き込む」だから、種よりそれを行うヒキタミツキ氏と館山さんのところは暑い時期を越え収穫が続いていたのさ。

 しかし、私は話の腰を折る、土はだって盗まれたのですよ、店長は平然、軽く口元を引いたか、言う。「持ち出され各自が研究機関に調べさせた、流れても良い、ひっきりなしにヒキタミツキ氏の畑へ不法侵入者は続いた、成分が知れたとて試した結果はざん々に」判った者がだまり育てるとも、母が言う。

 ありえますね、想定済み、答えは用意してむしろ指摘を待っていたか、店長はつづけて、「いくつ個人が名を連ねるページがネットに埋もれているのか、皆目見当も。天文学的な数字とは言えずに数えられはしますが、最小単位の村や町ごとに平均十数戸の農家が開けば、ええまとまり組合を組むところも、数は膨大にその一ページがひそか作物を配送していることを」小川はハキハキ、隠したい、「いずれ収量は年を追うごと季節を過ぎるごとに増えましょう、ようやく周囲がかぎつけ、秘密が漏れ広がる」

 では、いずれ現在の不作は一時の、時の過ぎれば、私に店長は言う、

「うん、ありうるだろうね。だって先はまだ訪れてはいない」

「土は」父親が咳払い、絡む痰を処理、喉を整えて、「土は秘密の隠し場所に不適切、としたらいかがでしょう?」思い当たるカードを表開(ひら)く、父は店主に生産者側より質問をぶつけた、表情は内に見せないよう、私にだけで他には見せていたのかも、父という存在を初めてだ、館山は対面の人物に感じられた。

 言わないで、真相は知りたい、だけけども父が話していて、どんと私を守るがごとく意見その人の指摘でどうにか、店長は進みますよ、私事でこの場に望むのはただの一人、民主主義ならとっく一蹴されて、でも、でもなのです、言い負かさないで、館山は必至すがる顔は店長へ、も微動だ影響が与えられるものでもね、灰皿をそっと手を伸ばしたら、母親が差し出した。火をつけてもらい、どこか救われた。だから、小川が慌ててあたふたと頭を抱える姿がちらちら視界の隅に入ろうと気にもしなかった。

 国見が椅子を倒して、目の覚め、遅れた流して聞く話の前が、煙と相まってだ、起こした。 

 父親は額を抑えて、母は空いた片方の手を握り、震える。澤村は考えを少々上回り、あれま口の開いてすぐにまたへら々と薄い唇が煙草を咥える。

 店長だけ、次の一本を吸うか止めようか、普段を貫けていた。

 クラクション。端末のなか、向こうの種田は離れた熊田を呼ぶに違いない、耳を添え人差し指、澤村が音量を上げた。