コンテナガレージ

仕事(フリーライター)、日常、小説、その他諸々

  

「どなたの?」

「私は下船したばかりですね」

「分かれて、船頭がつくのかしら」

「泳力に自信が?」

「まさか、濡れるなんてまっぴらよ」顔にかかる髪を払う、左右に振る。「錆びつくわよ」

「エレベータは不得意ですか?」

「堂々とあなたは私の露わな部分を見られる」階に足をかけ、「カメラがあって?」

「船ですね」

「大勢が一度、心変わりも下船は陸とつながり橋のかかって。航路に、停泊先は港、法規を持ち出す制止の外だもの、停泊先はお客を迎かえ同意は喜んで」

「公演料に旅費を含む」丸と膨らむ線の階段を、あがる。「片道の交通費に宿泊代は観光に財布のひもが緩む、せっかくである、お土産の一つは金額と量の増す、か」

「植えつけ」踏み、足音の響き、「彼女を教祖様に、当人に全くその気はだけど、見上げる観客は目の中に入れてもいたくはない、かろうじて生きるぐらいなら、」

「命を絶つので?あなたが?」

「あなたぐらいよ」湿り気、内側は曲線にしっとり汗の掻く、壁は光を浴びた突き出て波と空の間、下降が冷気とぶつかる。「三年続けて転売、会社を作ります」振り返り、見せつけた足の内側。「初年度に広め、二年を迎え他社が設立を、船は残しておきます。三年目増えたところで切り離す、日程とツアータイトルは掲げずに単発を隔月にが相当かと、異論のあって?」

「当人と事務所が首を振るかです」

「振らざるを得ない、切迫に背に腹は、けれど彼女である証は守って、疑おうと選びようがありません。甘んじて、彼女は身を預け策を練るわ」心配性ね、響く。

「拳銃を、」「言い忘れて、二人は私の部下です」

「つり橋を渡るの」見上げる後ろ背が言う。「近道を得たいがため、いつ壊れると知らず益に預かるの、足の一本、底板の抜けて落ちようがね。運が良くて、悪いといえるのか。川に転落した、橋の管理者に訴えるのかしら、渡るべからず、関係者以外利用の禁止、死人は口がきけませんけどね、同伴者だって同じでしょう、ひし々渡る者は自身なのですから」

「花火が好きとは思いませんでした」

「へえ」彼女は眉を引き上げる。「へえー」

「止まるなら、戻りましょうか?」

「目のやり場に困る?」

「見ても良いが視る者を限り、時の長さと知覚に因れば、体温の低下を選んだそちらに非は向かう」

「だから見なさいってことをなんども言うんだけれど」

「あなたはそれで守られますね」

「FAXなのね」手ごろな紙が、他を探す。「無くならないわよ、こんな便利なもの」

「燃えますしね」

「土に還るわ」

「いざとなれば胃袋にも」

「水にいずれは」

「送信者が特定されるかもわかりません」

「送る者と受け取る側が別の者と者とを、留まってなど、あなたは耐えられそう」

「渡しておきます」

「あら、隣の席じゃないのね」買えるのかしら、汗だく帰りたくありませんもの。T-shirtの販売を言うのだろう、利益を損なうとしか思えない、チケットの購入時にクリック一つサイズを選べた販売を見逃すのか、列を分ければよい、入場に際し物販の購入をあらかじめ料金の支払う者はこちらへレーンを設けて、入場と同時に手元に行き渡り、更衣室を設けてしまえ、ロビーは広かろう。

 

「行きますよ」はい、目は跡を追った。                                                               

                              了