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小説は大人の読み物です 「addict ヱディクト」 ch 2 

 起きて死体が掻けたとは、受話器を丁寧に元の、コードの揺れも捻じれもだ、急ぎ刑事は階段を前に通る道を後ろ、左右通路を突き当りの特別室へ、配る。聴きたくてたまらず犯行に及ぶ、警察が大勢と疑われて、拘束は身に降りかかり逃れは、なれば。慎重を期すよりほか、たばこは一本吸えるだろうな、往く足が止まる。
 手が招く、指の数本、通路は声が通る。ドアを開くよう、死角を私が作くり面目は立たずでありましょう、壁に背を、室内は一人がベッドに寝返りを打つ。読書灯がつき、通路が灯りが勝る。忍びなく、「出歩くには許しを得てからでしょう、非常識は承知してます」火災報知器の恩恵にあずかるかと、正直に答える。騒ぎの前に、想像を起こされて計画と犯人は逃げ隠れて、目の前が乗客ひとりの願いは到底、「聞き入れたくはあります、いまその欲を満たす、足を向けようとしたのですよね」、彼ははっきりと役得を明かした。
 視線を読まれたか、「空き部屋か人が隣りか、伊達に狭い借家暮らしが長くって」
「身の安全はあなたのゆすりが招いた、よろしいですね?」特別室に移した事実は狙いがその人たちが部屋のどちらかですよ、眉の上がり、取り出してライターは手早く指の抑える。首の折れて、巧み、一本に限り、刑事はともに下層へ降りた。驚きにあきれは絶え間なく。
「そこでなにを?」スウェット姿にスリッパの女性、髪の留めておでこをさらけた肌にかけた眼鏡。悪びれも、命知らずを説くと、「ターゲットはだって特別室に喜んで移った人たちでは?」同意を連れて女性に、結託、並び火のつけて至福のとき。飽きれてものも、尋ねるしか、「同室者を危険晒してまですることでしょうかな」行ってきなさい、苛立ちはね、伝播するのよ、命知らずはこれで三名か。他人事に思える心理は叶う目的を浴びて、である。怖いもの、惜しくはありませんの、やれるならばそれがむしろ、高笑いが聞こえる。
 きこえる。空耳か、いやですよ、パフォーマンスに踊らされるものですか、「私だって、これを吸ってからにしてくださいよ」急かしてからに。きこえる。音楽だ。首をのばし、二歩真横に辿る、張り巡らせて、上だ。
 手首を掴まれた。灰皿をそれて、火種ごとタバコが落ちる。焦がさぬよう四本のうち、すかさず室内履きは油断させて結ぶ紐のスニーカーを選んだか。聴きたくてそれにはあなたが、ふふ、捩じ上げた腕が人体の働きをこの者は学び、体格差はこの際先手を取られた、五分、いや対するは二人である、彼は巡らす。声の上げるか、却下。上に知られて計画は、下層は負傷者とスタイリストへは役不足に異常は伝わる。
「私が、誰だかわかりますか?」尋ねた、薄く煙が笑う口より。
 もちろん、だけど。「私が誰だか、わからないわ」動かずだ、すり足に加わる女性が火の先を私へ、腿。大人しくて救われ、暴れ貫ぬき命は知れず。広がる、駆動に音が体を打ち、波と空間に、。小刻みに手が震えた。恐怖に打ち勝つ心は鍛えた、私ではない。あはは、高く意識の通う指先は肘ごと真上、正体を顔は失くす。処方箋を含んだか、隣り、立てているのが不思議に脱力の腕と締まりのなく口元、お返し、刑事は絨毯の張替えを死守した。扁平を二つ穴へ移した。