コンテナガレージ

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ch 4 

「あなたの連れは何者です?」あの人を怪しんでました、カワニが言う。答えるわけには、「個人より受けた仕事です。おっしゃりたいことは十分に、僕にも尻尾を出しませんで」彼はお手上げ、庇うと思われてもどうぞ、けれど現在はどうです、足の着く地上でしてね、こう見えて私は正直者なのですよ。曲を体内に摂り、帰り支度に一陣が立ち上がり判断をこちらの一角に求め、拡声器のいらず、種田という女性刑事が退席と解放を伝えた。
 お決まりの文句も、後日現れることもあろうかと思います、と。航空機の利用にスーツケースが、船旅には手に提げ肩に背負うリュック。私はつい言葉に変わり、「荷物は、女性は手ぶらでしたか」
「僕の前では」
「乗船は別に、一人ずつ乗り込んだと?」カワニがすかさず。
「受付に届けたかも。まさか到着先で新品をだとは、あなた方も観ました、身なりに気を付けていた」
「その人が海に飛び込んだ」
「死人は見つかる服装を気にしませんよ」
「あなたは自殺といわれるので」私はきいた。
「まさか」「下船に姿が見えなくて、どこぞ隠れて発見を待ち望むのか、お茶目な人でしたから暗く狭い所で囲まれ眠気に襲われたともね」
「詮索はいくらでも、あなたが取得した人物像を」コンテナと荷台に数台の車は調べが済むのだろう、落ち着き見落としは、ただ捜査員の数は少ない。
「長身、短くも長くも髪はアイラさんと同じぐらいでしょう、年齢は刑事さんと同年代かな、僕よりかは上、上といえば服装は、」
「知るの知らないの?」直球が刺さる、カワニは成り行き行方に息を呑む。
「知り合いですが、初めて会いましたかね」これが限界です。
「おろそかに現実で面と向かう、これが初めてと?」
「認識は改めてほしいけど、アイラさんの前では格好がつきませんよ」
「怠け者の烙印は私が押しました」
「これまた」「今日は女難と、水難もか。あーあ、眠たい」
「応えたのちの権利、いくらでもときはあなたの勝手に」
「コンビニへ席をはずします」
「許されるとお思いで」刑事が立つ。見合って、
「話を聞かせている、間違いなのかなこれは」話さなくてもねえ、皆さん。賢い。
「予備に買っておこう」
「私が」
「確実を私は望む、種類を間違えられても」
「おいしくはないですからね」
「嘘っぱちですよ」
「手に残る事実を拾う」アイラは一人で彼女が一社なのだ、「閉じてしまえば良い」