コンテナガレージ

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ch 8

「もしもし、僕です」
「なにか」
「真相を知る権利を持ちますからね」
「一日持ち歩く端末であることを」
 カワニはじっと画面を眺める、車が並ぶのか、熊田という刑事の私用車を形に、「すいません」給仕へ水を一杯、起きる頃なのでとテーブルがてきぱき片付く。
「おはよう」ふらつく体で行く場所があるものか、引き留めて座らせた、演奏前と夢と現実が絡むらしい。「私、ああ」片付くテーブルにはカワニのカップと冷えた水。「私何かその、」失言を浴びせたか、首を振って隠し立てもありませんし、半信半疑にやさしさを彼女は読み取る。
 似たものは車にギター、感度のよさに刑事が舌を巻いて、ぐうの音も「新車と人が一度でも乗るシートは見分けがつきます」あの女性に決まる、とっくと犯人は定まれば、嗅覚が企む輩を僕は身辺に目を光らせた日常を送るのだ、ファンでもなしに移動手段に選べやしない。熱い、吐き出すは口腔内へ飛沫は掌が抑えた、心配をされる、率先は隠しておこう。
 どうして、端末に呼びかける。「気にしないで」アキの瞼は半分に時と開き瞬きを増す。アイラは乱れたリズムを取り戻すべく丸め込もうとして、離れるわけには抱えて背負いそれも却下、頭の掻いて、おかしくと思えばよいさ、天井にともだちを見つけてあいつだろうか、判断をしばらく眺めて彼が感覚に触れう。
 憶測でものを、あなたはいつかも判断を見える像はあなたがひとりですが、向こうで食い止める種田、「追い込み、私の足元を見て優位に、貸しを作る算段であった」姿を消した女性が、。備え付けの機材を使わず追い込まれた窮地に、コンテナの所有者を申し出たくて、楽器はやむに已まれずならば破壊を、ですね探偵さん。
「聞きましょう、解答は遅くはない」
「トランクは空かず港へ着きあなたは救助される」いまのところ女性が仕業と、そのままですよ、カワニは気の触れて映る。「機械の使えて所有しますから、免許の類は操る方の多くはアルバイトより経験を積みます、つまり」歩いて擦れる摩擦が音を、留まりましょうね、歩くならゆっくりですよ、「彼女が卓の前に私のサポートを務める。以前と異なり演出を見聞きしたのです、ギターのみを選ぶことはない、こちらに頼らずを、」
「目的は?」種田が問う。
「転用をもくろむ、流用とでも」憶測です、すかさず種田を止めて、「忘れています、出来事は海上で起こりました」法の効かぬなら想像も許される、アイラはおしゃべりなのではカワニは思う。突っかかりを一箇所たりとてである。「求心に私の働きかけ、タテカワさんは発狂するでしょう、仕組みをひともいて彼女が仕掛けに自らの発案と国と世界も見据えた大層なはかりごとを立てた」もちろん、適用の難しくて、私が曲に忍ばせるは序の口、製品と並んだ登場を切り札に考えた」生きて機会は伺う、居ますよ、平然と比べ立ち会う者の声は心より音へ変る。