コンテナガレージ

サブスク・日常・小説の情報を発信

単一な黒、内面はカラフル 1

本来この席に座る人物は私を除いた人物があてはまる、未来というのは可変しても未来、つぶさに予測と見比べ、違いを見つけることをあなた方に求めます、これは酷な期待ですかね。手紙は私が手渡しで受け取った。はい、つまり私の前に手紙を書いた人物がいたのです、とっさに思いついた発言とは思わないでいただきたい、だって私は手紙で言ってのけたのです、なりよりの過去からの未来への変わらぬ証拠、ではないのでしょうか。しかし、前の方の身元は明かせません。知らないといったらいいかしら、とにかく郵送を嫌った、まあ人それぞれに好みがある、可能な限り尊重するべきだと私は考えます。私に対し会場のロッカーを受け渡し場所に指定した約束を取り付けた、懸命な頭脳を有する警察は、これら私たちの足跡を調べる、無駄足に終わる捜査に取り掛かりはしないでしょう。これらの詳細は避けて続けます。それと、気にはなっていたと思います首の骨を鳴らす仕草は、奇怪に見えるでしょうけれど、精神は正常な部類と思ってください、決して骨の矯正による不具合の治療を目の敵に、単なる関節液の気泡が破裂したとの主張と勘違いしないよう願います。それでは、本筋に戻りますか、投稿者が殺された、犯人は私です。突然で驚かれましたか?けれど、口をついたそれらの発言を最後に言葉を締め切ります。はい、殺害はすべて滞りなく、私の手によって成された唯一無二の仕業、と断言します。ただし、証拠の類については一言もあなた方への告白を拒否することをも宣言します。目をひん剥き、威嚇しようとも、この先はなんら、言葉を発しません。必要でしょうか、私は目の前に座っているのですよ、こうして、見つめ合って、私が誰だかわかるでしょう?