不本意。はい、前の方とアイラさん両方の願いを叶えるつもりが、当てが外れたのです。落ち込む必要性に囚われるな、現実に存在を認められはしないの、チャンネルを変えなさい。真実に姿を似せた寄り添いは、身に降りかかる事態の処理に目を塞ぎ、途方にくれる私をそそのかす無自覚で無知な憶断なんだから。
私はどうかしら、見えているでしょうよ、答えてくれませんか、
うなだれてる、それとも胸を張ってる、あるいはまじまじとあなたをみつめてる?
光を失ってるの、闇に靡いてるの、太陽よりも月を、昼間よりも夕方を好むの、ねえ、ほら、ちょっと、おい、あのね、どう?
そもそも、あなたに私は見えてる
それとも、その場にうずくまってる?
それでは、お答えを、
それから、伸るか反るかの大勝負よ
それでは、ではでは、またの面会を心よりお待ち申し上げております。
本日はお足下の悪い中、アイラ・クズミの九州ツアー2014にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。本館は、午後九時半を持ちまして、閉館とさせていただきます。ご来場ありがとうございました』