コンテナガレージ

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熊熊熊掌~ゆうゆうゆうしょう 6 八月四日

 朝にこれを書いている。見張りと待機車両。窓を後ろ背に手放せなかった机に頬を摺り寄せる、布団の出し入れなどへっちゃら、ベッドで眠る心地よさと布団との違いが私にはいまいちわからなかったんだ。机はダイニングテーブルも兼用にしてしまう。1DKの間取りは正直狭い、ドアはいつも、それは机の位置を私のわがままを通すのでしょうがないとはいえ、こうしてさ、机に向かうととたんにドアが迫るようなのだが、我侭を言っているように聞こえたらそれはまったくの誤解、またおかしな奴と思われては今度こそはホテルを追い出されるのだよ。郵便局に貯金はしてる、路頭に迷ったときに手をつけないお金を給料の半分、毎月入金する、欠かさず。これだけは絶対に、母親の、耳が取れるぐらいの何万回もの言いつけ。守るべき、よりかはほとんど隷属みたいなもん。だっていまだに私のキャッシュカードは彼女が保管をするの、実家でじっとぞっとする穿った面持ちでさ、まったく。嫌になる、は通り越した。そういうものだって認めたの、海水はどうしても塩っ辛いのと一緒。
 左好き。正面を避けた体の左に手帳はいつもずれる。いまも。呼び鈴、郵便が届いた、箱だ。電波は不安定、食糧供給は僻地こそ安定。二週間ごと食料をまとめてネットスーパーで配達を頼む、今日がその日だった。そうか、忘れていた、今日はつまり休日ということだ。空の冷蔵庫がようやっと腑に落ちた。食べよう、その前に作ろう、か。いいや、まずもって味を決めてやらねば、そうでもしないと豊富な食材にあれこれ目移りしてしまうんだから。冷蔵庫の左側に食材を移し変える、フライパンを左側のコンロで温める。さてはて、お腹が空いたぞ何が食べたい、へその辺りに訊いた。