コンテナガレージ

サブスク・日常・小説の情報を発信

2018-12-02から1日間の記事一覧

兎死狐悲、亦は狐死兎泣 5-3

光に包まれる、あれれ、呟く傍から体が燃え尽き、バルーンも咆哮ばかりの噴射装置も大きな籠だって見る間無残に跡形は細切れ紙片に空を飛べた。満足だろう、そう言った。言われたのか言ったのか、定かではない。とにかく誰かが耳元か体の内側で僕に聞こえる…