夏物を買いにGUへ行った。
雨にもかかわらず、その日の店内はかなり込み合っていた。
先週の日曜日のこと。
週末だから家族連れが多い。子供の声がひどく大きい。同じく母親の声も。
自宅と外で使い分けることはしないのだろう。
大きめのTシャツが最近の流行りであるらしく、10代の女の子や若い女性が、
男性物の陳列棚を行ったり来たり。
男子トイレに平気で入る、おばちゃんのように見えた。
薄手のパンツを買うつもりが、実物を触ってみて、購入は控えた。
外へ履いていける生地と形ではなかった。
もう少し若ければ、抵抗はないのだろう。
グレーのポロシャツを一枚、買った。この店はSサイズを取り扱うので、
とても助かっている。Mのシャツでは大きすぎるのだ。
着丈はちょうどよくても、痩せ型の体では骨が強調されて見えるため、
サイズをぴったり合わせるか、たっぷり余裕を持ったLでなければ、
見栄えが悪くなってしまうのだ。
支払いを済ませようとレジへ向って、意外な対応に驚かされた。
無人のレジで買い物を済ませるよう店員に促されたのである。
店員はその人のほかもう一名、カウンターの中で仕事をしていた。
人件費の節約に、無人のレジを導入するのいいが、どちらのレジを使うかは
お客の自由では、と思った。
カウンターに並ぶお客はいない。皆、無人レジへ誘導されていた。
この店ではこの日初めて無人レジを使った。
どのように使うか、具体的な説明は受けていない。
商品は足元の扉の中へ、指示はそれだけである。
支払いを終えて、また迷う。
商品を持ち帰るためのレジ袋は、どこに用意されているのか、
自分で探す必要があった。店員が教えてくれることはなかった。
他のお客をまねて、袋の場所は確認をした。
ハンガーも自分で取り外さなければならず、その手間は店側が会計の際に
行う仕事ではないだろうかと、強く感じた。手っ取り早く、
一人で会計を済ませる場合には無人レジは便利で、少ない人件費で
多くのお客をさばける。
ただ、カウンターで会計を済ませたい人たちは削減された費用で
割を食ってしまうのだ。
次に足を運んだ時には改善されているといいのだが。
ゆっくりと商品を選べる平日行けば、これまでと同じカウンターで
対応をしてくれるのかもしれない。