コンテナガレージ

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ch 5 

 息を呑んだ。有り様を疑い真偽をこの目で、誘い出したくて、私は駆けた。警告と云う名の伝言か、それとも、いや。すがたは残されるも修復を願い縋ろうとは。、固まる心に海だから、言い聞かせた。ミキサーの、弾けた残骸をオオガキは拾った。
 船内を駆け回るカワニが事態を私の次に知り、もしかしたら関係が、「一大事」渦を描いて足が運ぶ。
 運ぶ。見世物にされてたまるか、唇をかんで、鉄が広がる。愛着がにじむ渦がまさにこれでは、我ながら幼稚にも仕事は終えたではないか。それにしても、高ぶった感情が物にあたりあたかも行き着く先は、彼は元のミキサー卓を乗せ換える。引き返し、スピーカーを回収、一息を踊り場で四層へ持ち運び体は起きて、画は切れた。
 狭く息の吸えて、見てはいる、暗室にここは体は動かせても柔らかな布、滑りおそらくジャケット、いや寝袋だ、轟音が外から、おおよそ見当はついた、オオガキはポケットを探る。端末は車の中だ、時を手首に訊き、持ち主が現れてくれた。
「だれ?」呼びかけに、驚きと閉まる口が頷づく、腕は上がるのか、トランクが閉じた。呼びかける、も足音は 遠ざかる。否やしかし、だろう、過ぎる考えをふり落とすほどやみは対象に向けた。彼女が犯人だとして、私を襲う、似つかない二人が狙いとは強引につじつま合わせ。、ではと落ち着き彼はトランクの天井をさする、起毛の短い撫でて動物が感触、殺さず生かして、意図を計りかねる。
 のちに死は迎える、時に寄らず、遂行に目障りな私、。重い、瞼をこすり、補うは体の務め、右手を責められは、探ぐり後頭部に赤の感触を鼻へ近づけて、卒倒。薄れ行くを日に二度もである、おかしくて体が覚えたさ。程よくて気の温かく、隙間より風のよそと流る、陽だまりに私は猫、犬が吠えて微睡みに、いさせて。
「救護室に」頬が熱を持って、きゃしゃな指先はだてに、弦の弾く生業が宿命さ。こぼれた笑みを正しく、正す力は、あなたの瞳には私が映る、なるほど。体は起きて左、重く肩は熱を持つ。自重を一か所に、支えた。寝姿を見直せとは、静めて。担架はキャンプ用のベンチ、背中に畳む脚が、はみ出した私の体に四隅を持つ手は一人を除き女性、エレベーターを指さして、逆さま血を見るところ。
 包帯はおそらくアイラ・クズミに用意された、事情を話せ、畳敷きの休憩室に「もう大丈夫です」起き上がり、応えた。陸を離れ襲い、一人を殺めた、「何をしでかすか、目を疑う結果はこれからも」私は機材を自らが納得のゆく、下の駐車場へ移した。疑われる、「あなたが特殊であるとも」室へ警察が調べて回る、刑事か。ステージは降りる、彼女と評判は大きくはずれて、私立探偵が似合う。他の者にいえて、ここは海上だ、つまり凶器ならばとっくと放り投げた、デッキに出たとて余韻に浸りたくどうして熱を冷さずに、朝が迎えます。瞬たたく星は見えたのか、波路頼れし明りは頭上に残す、各々言い分はまかり通る。不格好だろう、片目に度ごと被さり小柄な女性は下手にしか扱えず、「十分です」心からのありがとうが口に出た。
「はい」備え付けの受話器を彼女はとる、首の高さに掌を一同へ「船長が居ない」