コンテナガレージ

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仕事(フリーライター)、日常、小説、その他諸々

至深な深紫、実態は浅膚 4

『彼女の前では、放縦な私が枷を設けたんだ、すると意外とこれまたどうしてか、世間が私に優しく振舞うの。今までのそっぽを向いた無関心を忘れたかのようにね。本来、人っていうのは、自分に神様みたいな啓示を与えていたんだ、それが内外の境目があいまいに、現代では法律や規則、礼儀に取って代わった。忘れてしまうんだろうね、外側にあると、一々行動の意味を探ったりはしなくなったのよ、そうして無礼に不躾が横行した、他人の領域を侵害してるとも認知していない奴らの巣窟がこの世。彼らは原因を無知な自分たちよりも育てた環境に見出しがち。けれど、私は違うと思う。やっぱり自らに問いかける機会が最低限必須だと思う。崇拝の対象は手に入らなくて構わない、私のように崇めていれば、世界は規律と平和で満たされるんだ。どうかな、おかしいでしょうか。初めて口にしたウッドの見解です。少なくとも現実世界で言えるような代物じゃないってことは、汲み取って欲しい。私に続く人たちは公言をしないと、信じたいなあ……。しんみりしたクローズは私、ウッドが後を引いちゃうので、アイラの前向きなフレーズで閉めますね』

 

 歩き続ける手探りを 躊躇う過去が引き止める

 ぬかるみを越えて ただひたすら前を向け

 身にまとう僧衣を脱ぎ捨てろ

 思い込む坂道は平坦な舗装路

 見出して 研ぎ澄ませ ありのままに 奔放でいなさい

 見ていてあげる 見守って声を掛ける だからここまで あなたの足で登ってきなさい

 振り返るな 見据えろ 解き放て 理解を超えろ 一体がすべて

 待ちわびた景色はいかが ほら、次の景色が浮かぶの

 従いなさい 抗うな 選んで 流れて