コンテナガレージ

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仕事(フリーライター)、日常、小説、その他諸々

黄色は酸味、橙ときに甘味 5

騒がしいのはしかし、私にとっては好都合。会場内の意識が分散されます。おっととと、いけません、忘れるところでした。前の方の意見をついての見解がまだでしたね、はい、裏面に移ってください。多少の面倒はご理解を。さあ、前の方の意見は物事の本質、アイラ様をまったく誤った認識で捉えてしまっています、悲しいことですわ。彼女はもっとも偉大で、崇高と共に端雅、薄く繊細を内秘め、あるときに袖で隠す本心を覗かせたかと思えば、引き締る鋼鉄、その肉体の強固なまでの孤独を瞬く間に見せ付けて、彼女はとき古めかしく、その時々の新しい姿を大胆に真っ白で全一の意見を貰い受ける気概を、一時の目新しさに成り果てることが不思議と私の体内では彼女でありながらも別の生き物のように、私の中にこれまでずっと居場所を与えられていたかのように、これを書いてるまさに今、狂乱と平静のランデブーが持ちつ持たれつ、スリルと短時間の遠距離移動を可能にしてる。気がつけば、はらはらどきどきだった私の軸は、まったく別のあるいは一周して廻ってきた、爽快感と違和感を二で割った感触に陥るのです。わかるでしょうか、ご立腹の方が大多数です、肝に銘じてますよ。とはいえ、供物を理由に身を捧げた前の方に同情の余地なし、と見なす。はい、私も似たような劣等生。けれど、アイラ様の片割れではなかった、と私は判断を下した。真っ当なそれは史実に基づく発表であるのよ。