マイク付きのワイヤレスヘッドホン・jvc「ha-s68bn-b」について、製品の概要をはじめ、実際に使用したレビューをまとめました。基本性能を網羅したワイヤレスヘッドの購入を考えている方は、jvc「ha-s68bn-b」を候補の1つに加えてみましょう。
jvc「ha-s68bn-b」とは
株式会社JCVケンウッドから発売されているワイヤレスヘッドホンが「ha-s68bn-b」です。標準の通信規格・抑えられた重量により、ワイヤレスヘッドホンを初めて使用する方にお薦めできる機種といえます。
jvc「ha-s68bn-b」の仕様
jvc「ha-s68bn-b」のレビューに移る前に、製品の基本的な情報をまとめましたので、気になる方は目を通してください。
jvc「ha-s68bn-b」の通信
搭載されているBLUETOOTHの規格は、標準規格のVer.4.1で、電波強度を示す出力はPower Class 2を採用。通信距離の最大は、およそ10mです。対応しているプロファイルは、下記の4つです。
各プロファイルについては、音声化したデータを受信しながら再生するのがA2DP、曲の選択などを行うのがAVRCPで、電話を受けたり通話したりするのがHFP、音声入力を実行するのがHSPとされています。
jvc「ha-s68bn-b」が対応しているコーデックは、SBCという規格です。コーデックは音声を圧縮して伝える規格のことを指し、SBCはどのBLUETOOTH製品にも対応している標準の規格とされています。
そのほかの通信仕様は、A2DP伝送帯域が、20~20,000Hzで、コンテンツの保護ではSCMS-T方式が採用されています。
*** jvc「ha-s68bn-b」のヘッドホン部分
jvc「ha-s68bn-b」では、ダイナミック型が用いられています。ダイナミック型とは、振動版に音声信号を伝えて音を鳴らす方式のことで、よく利用されているヘッドホンの仕様とされています。
ヘッドホンにケーブルを差して使用した際の再生周波数の帯域は、10~22,000Hzです。人の耳が聞き取れる周波数の帯域20~20,000Hzとされているため、jvc「ha-s68bn-b」を使えば、人間の耳で聞き取れる範囲の音が再生されるといえます。
jvc「ha-s68bn-b」のレビュー
jvc「ha-s68bn-b」を実際に使った私の個人的なレビューは下記の通りです。
- 外観
- 装着性
- 音質
- バッテリーの持ち
- ノイズキャンセル
- マイク
jvc「ha-s68bn-b」のレビュー① 外観
1つ目に挙げるレビューは、外観です。jvc「ha-s68bn-b」はマットなブラックで、飽きの来ないシンプルな外観だといえます。
左右を示すRLの表示は、ヘッドバンドの内側にあるため、光の加減でやや見えにくくはありますが、電源ボタンが配置されている側が右側だと覚えておけば、問題はありません。
操作ボタンの種類には、音量調節ボタンをはじめ、音楽・通話の再生・停止ボタンや、電源・バスブーストボタンや、ノイズキャンセリングボタン、イヤホンジャック、Micro USBのジャックがあります。音量調節ボタンの+側には小さい突起がついているため、ヘッドホンを外さずに押せます。
突起は電源・バスブーストのボタンにもついていますが、曲の停止・再生とノイズキャンセリングのボタンにはついていないため、指で探るよりも、一度ヘッドホンを外してから押す方が早いでしょう。
jvc「ha-s68bn-b」のレビュー② 装着性
2つ目に挙げるレビューは、装着性です。jvc「ha-s68bn-b」のヘッドバンドは調整が可能なため、頭が大きい私でも、ちょうどよい位置に合わせられました。耳にあたるイヤーパッドは、柔らかく、長時間の装着でもあまり痛くはなりませんでした。
また、イヤーパッドの部分はスイーベル機構の採用により、パッド部分が動くため、外側に向いている私の耳の向きに合わせられます。
オーバーイヤーでないjvc「ha-s68bn-b」を購入したため、ある程度の痛みは覚悟をしていましたが、持ち運びに適した可動式のイヤーパッドのおかげで、満足できる装着性を得られています。
jvc「ha-s68bn-b」のレビュー③ 音質
3つ目に挙げるレビューは、音質です。jvc「ha-s68bn-b」の音質は、バランスが取れていると思えます。専門家でもありませんし、高級なヘッドホンを使用したこともありませんが、それほど音にこだわらない方なら満足できる音質だといえます。
バスブーストを使えば、ドラム・ベースの低音も若干ながら増幅されるため、使用目的に応じた音を楽しめます。価格に見合った音質で十分なら、jvc「ha-s68bn-b」がお薦めだといえます。
jvc「ha-s68bn-b」のレビュー④ バッテリーの持ち
4つ目に挙げるレビューは、バッテリーの持ちです。jvc「ha-s68bn-b」をノイズキャンセルのみで使用した場合は、およそ26時間。
私は執筆作業時には音楽を聴かず、もっぱらノイズキャンセリングのみを使っていますが、大体3,4日の間は充電せずに使えています(1日の使用時間は7時間ほど)。
jvc「ha-s68bn-b」をバスブーストのみで使用した場合のバッテリーの持ちは、およそ16時間です。このモードで、1日数時間を使ってみると、1週間ほどは充電せずに使用できました。
最後に、jvc「ha-s68bn-b」をノイズキャンセルとバスブーストで使用した場合のバッテリーの持ちは、およそ11時間。1日数時間を使ったときには、3日ほどでバッテリーが切れてしまいました。
jvc「ha-s68bn-b」をどのモードで使用した場合も、概ね取扱説明書に記載されている通りの時間での使用が可能でしたので、購入される方の参考になればと思います。
jvc「ha-s68bn-b」のレビュー⑤ ノイズキャンセル
5つ目に挙げるレビューは、jvc「ha-s68bn-b」のノイズキャンセリング機能です。シャーというホワイトノイズが、外の音をかき消してくれます。
程よいノイズで、ヘッドホンも耳に載せるタイプのため、外部の音を完全に遮断することはできませんが、隣室の物音や、屋外から聞こえる話し声・車の走行音などは、ある程度軽減されます。
装着していても少しだけ音が聞き取れるため、家族からの呼びかけにも応答できますし、電車内のアナウンスも聞き取れます。自分の世界に入りつつも、外部との接触を図りたい方にお薦めのヘッドホンといえます。
jvc「ha-s68bn-b」のお薦めポイント
jvc「ha-s68bn-b」をお薦めするポイントは、有線付きである点と、ヘッドパットの調整が可能である点の2つです。突然のバッテリー切れにも対応でき、耳の傾きに合わせた調整を可能とする点が、jvc「ha-s68bn-b」を実際に使って分かった魅力といえます。
まとめ
jvc「ha-s68bn-b」は、中程度の音質を聞かせてくれるシンプルなワイヤレスヘッドホンです。重低音を望む方にはバスブースト機能が、外部の音を遮りたい方にはノイズキャンセリング機能が重宝するでしょう。
また、マイクが付いているため音声入力も行えますし、有線コードもついているので、外出時の利用にも適している機種だといえます。
そのほか、ヘッドパットが動く機構により、痛みが現れにくいため、耳への痛みを懸念される方にもお薦めできるヘッドホンだといえます。
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