
購入した商品をブログで紹介する際、気になるのが、商品の映り具合い。光の加減や、背景に映る物をどけるなど、撮影する環境・スペースを確保しなければいけません。
撮影の度に場所を確保するのは億劫なので、撮影キットを自作してみました。利用するグッズはすべてダイソーなどの100均で揃えた物に限定しているので、手軽に撮影キットを自作したい方の参考になればと思います。
- 自作撮影キット用に購入した100円グッズ
- 撮影キットを100円グッズで自作する手順
- 100円グッズで自作した撮影キットを使ってみる
- 撮影キットを100円グッズで自作した際に感じたこと
- まとめ
自作撮影キット用に購入した100円グッズ

自作の撮影キットをつくるにあたり、ダイソーを中心とした100均の商品を選びました。LEDライトもダイソーで揃えたかったのですが、在庫がないとのことで、止むを得ず近所のスーパーへ行って、代用できるLEDライトを購入しています。
100均で揃えた撮影キットのグッズは、以下の通りです。
【ダイソーで購入したグッズ】
- フリーマルチパネル(35.5×35.5cm)×4
- 連結ジョイント(4個入り)×2
- テーブルクロス(白)
- 養生テープ(白)
- 単4電池
【他店で購入したグッズ】
- LEDライト(単4電池3本使用)×2

撮影キットを100円グッズで自作する手順

100均で揃えたグッズで撮影キットを自作する際には、下記のような手順を踏みました。撮影キットを自作してみた感想は、工作が苦手な方でも簡単に行えるといえます。
とはいえ、自作の際に、いくつかのポイントで失敗したり、手間取ったりしたため、自作の各工程で紹介する注意点に目を通してください。
撮影キットを100円グッズで自作する手順① フリーマルチパネルの組み立て

撮影キットを100円グッズで自作する手順の1つ目は、フリーマルチパネルの組み立てです。底と正面奥のパネルのみを連結ジョインを使って組み立てます。
連結ジョインとの形状はこのような感じ。水平と垂直に4カ所ずつ差込口があるので、2枚のパネルを連結するジョイントに差し入れてください。
撮影キットを100円グッズで自作する際の注意点① しっかり奥まで差し込むこと
連結ジョイントの差込口には、溝が掘ってあるため、しっかり奥まで入れなくても、ぐらつきにくい仕様です。
最初に組み立てたときには、気が付きませんでしたが、後から確認すると奥までしっかり入っていませんでした。
そのため、一度引き抜いて差し込み直す手間を省くために、パネルの角と溝の奥に合わせたのを確認してから、力を込めて押し込みましょう。
こうすると、パネルとパネルの間にできる隙間を小さくでき、撮影キットの完成度を高められます。
撮影キットを100円グッズで自作する手順② テーブルクロスの貼り付け

撮影キットを100円グッズで自作する手順の2つ目は、テーブルクロスの貼り付けです。テーブルクロスをフリーマルチパネルよりもやや大きめに裁断します。
できる限りしわができないように、少し伸ばした状態で張り付けると、ぴんと張った状態での貼りつけが可能です。テーブルクロスを貼る際には、剥がしやすさを考慮して養生テープを使用しました。
撮影キットを100円グッズで自作する際の注意点② テーブルクロスはパネルよりも大きめに裁断すること
貼り付けるテーブルクロスは、引っ張った状態で固定するため、パネルと同じサイズに裁断してしまうと、養生テープで貼り付ける際に苦労します。
サイドの2枚はほぼ同じサイズで裁断したので、引き延ばすのに手間がかかりました。撮影キットを見栄え良くつくるには、テーブルクロスのパネルよりも3cmほど大きめに切ると、余裕をもって貼り付けられます。
撮影キットを100円グッズで自作する手順③ サイドパネルの取り付け

撮影キットを100円グッズで自作する手順の3つ目は、サイドパネルの取り付けです。テーブルクロスを貼り付けたサイドパネルと、手順①でつくった底・正面奥のパネルを組み合わせます。
撮影キットを100円グッズで自作する際の注意点③
注意点①で指摘したように、しっかりと奥まで差し込む際には、連結ジョイントの溝を確認しましょう。手順①とは違い、2つの連結ジョイントに差し込むため、ズレが生じやすいといえます。
片方を合わせるともう片方がズレてしまうので、均等に力を込めて、連結ジョイントに押し込むと撮影キットの見栄えを維持できます。
撮影キットを100円グッズで自作する手順④ パネルとパネルにできた隙間を埋める

撮影キットを100円グッズで自作する手順の4つ目は、パネルとパネルの間に生じる隙間を埋める作業です。隣合うパネルのどちらかを選んで、貼り付けたテーブルクロスを剥がして、引っ張ってください。
隣のパネル側に引っ張ったテーブルクロスを貼り付ければ、パネルとパネルの間にできる隙間を埋められます。
撮影キットを100円グッズで自作する際の注意点④ 底・正面奥のテーブルクロスも大きめに裁断すること
養生テープを剥がして、サイドのパネル側からテーブルクロスを引っ張りましょう。
私の場合、底と正面奥のパネルには、1枚のテーブルクロスを使用し、パネルのサイズに合わせてテーブルクロスを裁断しました。
縦の長さには余裕を持たせていましたが、サイド側には余裕がなかったため、テーブルクロスを引き伸ばせず、泣く泣くサイドパネルのテーブルクロスから引っ張っています。
そのため、記事を参考にして撮影キットをつくる際には、裁断するテーブルクロスを、縦・横共に大きめに裁断しましょう。隣合うパネルに貼り付けたテーブルクロスの両方に余裕があれば、隙間をしっかりと塞げます。
100円グッズで自作した撮影キットを使ってみる

自作した撮影キットに商品を置いて撮影した画像がこちらです。
シワもでき、隙間も見えます。上手な方ならもう少し綺麗な背景をつくれるでしょうか。それでも、場所を選ばずに撮影できる環境をつくれたので、良しとしましょう。
購入したLEDライトを左右から当てた画像はこちらです。
本来なら撮影キットの天井部分にも、フリーマルチパネルを取り付けて、上からライトを当てるつもりでしたが、購入した日にはあいにく在庫が切れていたため、天井部分からは光を当てずに撮影しています。
カメラも高価な一眼レフではなく、スマホでの撮影のため、画像の綺麗さを追求していない方なら、十分に満足できる撮影キットだと思えます。
撮影キットを100円グッズで自作した際に感じたこと

撮影キットを100円グッズで自作してみると、以下のような点が気にかかりました。
- テープルクロスをパネルと同じ大きさに裁断したため、隙間ができた
- 伸ばしたつもりでも、テーブルクロスに皺ができてしまう
- テーブルクロスをカッターで切ると、断面がガタガタになる
- テーブルクロスを貼り付ける手間を考えたら、模造紙の代用もあり
- テーブルクロスを貼るとサイドの透過性は失われる
パネル間の隙間はテーブルクロスを伸ばすことで解消できましたが、皺はどうしても残ってしまいました。
また、テーブルクロスを裁断する際に、カッターを用いていましたが、力を込めて切ると、皺が寄って、断面がギザギザになってしまったため、ハサミを使うのがベストといえます。
テーブルクロスによる皺と光の透過性を気にするなら、底・正面奥のみに模造紙を貼ることで、皺を解消でき、サイドパネルからも光が届くでしょう。
まとめ
撮影キットを100円グッズで自作する手順や、揃える100円グッズ、撮影キットを自作した際の注意点を紹介しました。実際に撮影キットを自作した感想は、100円グッズでも簡易的な物ならつくれるといえます。
ただし、必要な100円グッズは店舗によって取り扱っていなかったり、売り切れていたりします。せっかく足を運んでも、必要な100円グッズを購入できない可能性もあるため、確実に撮影キットで商品を映したいと考えるなら、撮影キットの購入をお薦めします。