
「東京の水道水は硬いの?」「赤ちゃんのミルクに使ってもお腹を壊さない?」と不安に感じる方は多いでは?
特に地方から上京された方や、海外経験がある方は、水の「重さ」や「匂い」に敏感になることも少なくありません。
結論から言うと、東京都の水道水は「軟水に近い中程度の硬水」であり、世界トップクラスの安全性を誇ります。
この記事では、
東京の水道水の硬度数値を具体的に示し、全国平均や大阪との比較、さらには生活への影響を詳しく解説。
最後まで読むと、今のあなたの生活に浄水器やウォーターサーバーが必要かどうかが明確に判断できますよ。
- 東京の水道水は平均60mg/L前後で「軟水~中程度の硬水」
- 全国平均と同等であり、欧米のような「硬水」ではない
- 赤ちゃんのミルクや料理、家電への影響も最小限
- 「硬度」よりも「塩素臭」や「配管の汚れ」が気になる人向けの対策を提案
水道水の硬度・東京|結論と全国比較データ

まず、東京の水道水が科学的にどのような位置づけにあるのか、最新のデータを交えて整理します。
東京都の水は硬水なの?
結論から言うと、東京都の水道水は「ほぼ軟水」といえるでしょう。
東京都水道局の「令和6年度 水質定期検査結果」によると、都内の平均的な硬度は61.4mg/Lで推移しています。
WHO(世界保健機関)の基準では、以下のように分類され、東京の水は軟水に近い中程度の硬水の範疇に入ります。
|
分類 |
硬度の目安 |
東京の水道水の立ち位置 |
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軟水 |
0〜60mg/L未満 |
ー |
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中程度の硬水 |
60〜120mg/L未満 |
★ここに該当 |
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硬水 |
120〜180mg/L未満 |
ー |
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非常な硬水 |
180mg/L以上 |
ー |
- 料理との相性:軟水に近いため、出汁(だし)の旨味を引き出しやすく、日本料理に適しているという点は間違いありません。
- 体質への適応:日本の水道水質基準(硬度300mg/L以下)よりも十分に低く、お腹を壊しやすい方や赤ちゃんにとっても優しい水質です。
つまり、東京の水は日本人の体質に適しているため、飲みやすく、料理の味も損なわない性質を持っているといえます。
水道水の硬度、基準は?
水の硬度は、水に含まれる「カルシウム」と「マグネシウム」の量で決まります。
計算式は、以下のとおりです。
- 硬度≒カルシウム量×2.5+マグネシウム量×4.1
日本の水道法では、水質基準として「300mg/L以下」と定められていますが、これはあくまで「飲用として問題ない」数値で、美味しく感じる目安(おいしい水研究会)は10〜100mg/Lとされています。
ちなみに、東京都の水道水の平均的な硬度は、地域によりますが概ね60mg/L前後で推移。
そのため、東京の水はこの「美味しい範囲」にしっかり収まっているといえますね。
水道水の硬度・日本全国の硬度一覧
日本全体の平均硬度は、約50mg/L前後。
東京の60mg/Lは、全国的に見れば「平均的か、ごくわずかに高め」といった位置づけです。
これは関東平野の地層に由来します。
- 火山性の地層が多く、非常に軟らかい水が特徴です。
- 利根川水系などは地層の影響をわずかに受け、国内では平均よりやや高い傾向にあります。
- サンゴ礁(石灰岩地層)の影響でミネラル分が豊富に含まれます。
海外(ヨーロッパの主要都市など)では200〜400mg/Lという「超硬水」も珍しくありません。
それらと比較すると、東京の水は石鹸の泡立ちも良く、肌や髪にも優しい、非常に扱いやすい水であるといえます。
市町村の水道水硬度ランキング|東京内の差
同じ東京都内でも、水源(どこから水を引いているか)によって数値に若干の差が生じます。
都内全域の平均は約60mg/Lですが、エリアごと特徴は以下のとおり。
- 23区東部・北部(主に利根川・荒川水系):
利根川や荒川は流路延長が長く、その過程で地層からミネラル分を吸収しやすいため、都内では硬度がやや高めに出る傾向があります。具体的な数値としては60〜90mg/L程度で、時期や地点によっては「中程度の軟水」に分類されます。 - 23区西部・多摩地区(主に多摩川水系):
多摩川系の水は利根川系に比べて地質由来のミネラル分が少なく、より軟らかいのが特徴です。硬度は30〜50mg/L程度と、非常にクリアな軟水となっています。
杉並区・八王子市の例
具体的な自治体ごとの数値を見ると、供給システムの違いがよくわかります。
- 杉並区:50〜60mg/L前後
杉並区は、多摩川系の「境浄水場」や利根川系の「朝霞浄水場」など、複数の系統から水が供給されるエリアです。これらがブレンド、あるいは時期によって切り替わるため、東京都全体の平均に近い数値で安定しています。 - 八王子市:50〜65mg/L前後
八王子市では、多摩川の表流水だけでなく、砂利層を通った「伏流水」や「地下水」を水源とする浄水所が活用されています。地下を通る過程で適度にミネラル分が含まれるため、多摩川の表流水単独(30mg/L台)よりもわずかに数値が高くなる傾向にあります。
エリアによってわずかな数値の変動はあるものの、どちらのエリアも「おいしい水の目安(10〜100mg/L)」にしっかりと収まっています。
飲用や料理、洗髪などの生活利用において、その差を体感することはまずないと言えるほど、安定した水質が保たれていますね。
水道水の硬度・大阪との比較
西の拠点である大阪の水道水は、平均して約40〜50mg/Lです。
東京の平均値(約60mg/L)と比較すると10mg/Lほど低い傾向にありますが、WHOの基準(60mg/L以下=軟水)に照らせば、どちらも「軟水」であることに変わりはありません。
関東の方が地層の影響でわずかにミネラル分を多く含みますが、その差は非常に小さく、飲用や生活利用においては「誤差の範囲」といえるでしょう。
水源と地層が生むわずかな差
この微妙な差は、それぞれの水源の違いに由来しています。
- 東京(関東):約60mg/L
東京の水源は、広大な関東平野を流れる利根川水系などです。
長い距離を流れる間に、関東平野特有の地層からミネラル分をわずかに多く吸収するため、国内では平均よりやや高めの数値が出やすくなるため、このような数値が出ています。
- 大阪(関西):約40〜50mg/L
大阪の水源は、主に琵琶湖から流れる淀川系の水です。
琵琶湖という巨大な湖で一度滞留し、不純物や過剰なミネラルが落ち着いた状態の水を引き込むため、非常に安定した軟水が供給されています。
東京の水道水硬度|生活への影響と対策

数値上は安全だとわかっても、実際に使う上で気になるポイント(味、赤ちゃんへの影響など)について解説します。
硬度が味に与える影響
東京の水道水は、適度なミネラルを含んだ「軟水」です。
そのため、基本的には口当たりがまろやかで、和食のだしを取る際や、緑茶・コーヒーの繊細な風味を淹れ分けるのに非常に適していますね。
軟水は「抽出力(溶かし出す力)」が高いため、昆布やかつおの旨味成分であるアミノ酸をしっかりと引き出し、お茶の甘みや香りを最大限に広げてくれる性質を持っています。
「水がまずい」と感じる場合の本当の原因
もし、東京の水道水をそのまま飲んで「まずい」と感じる場合、その原因は水の硬度(ミネラル分)ではなく、以下のような「二次的な要因」があるといえるでしょう。
- 残留塩素(カルキ臭):
水道法により、蛇口時点で衛生を保つための塩素が必ず含まれています。2025年現在も、特に水温が上がる夏季などは衛生維持のために塩素が調整されることがあり、これが「カルキ臭」として味の違和感に繋がることがあります。 - マンションの貯水槽・配管の経年劣化:
水道局が管理する本管までは清潔でも、建物の「受水槽」の清掃が不十分だったり、築年数の経った「宅内配管」のサビが混じったりすることで、鉄臭さや独特の臭気が発生するケースがあります。
東京の水をより美味しく飲むために
硬度のメリット(まろやかさ)を活かしつつ、気になる臭いだけを取り除くには、以下の工夫が有効です。
- 冷やす(10〜15℃):
水を冷やすと人の味覚は塩素の臭いを感じにくくなり、本来のまろやかさが際立ちます。 - 5分程度の沸騰:
一度沸騰させることで残留塩素を飛ばすことができます。 - レモン汁を数滴:
レモンに含まれるビタミンCが塩素を中和し、一瞬で臭いを消してくれます。
東京の水道水は、高度浄水処理によって「硬度」や「安全性」の面では市販のミネラルウォーターに劣らない品質です。
ちょっとした工夫で、軟水ならではの美味しさを十分に楽しむことができます。
赤ちゃん・子供・ペットに使って大丈夫?
全く問題ありません。
日本の水道水は世界でもトップクラスの安全性を誇り、東京の軟水は家族全員(ペット含む)にとって非常に適した水質です。
- 赤ちゃんに:
日本の粉ミルクメーカーは、国内の軟水で調乳することを前提に栄養バランスを設計しています。硬水でミルクを作ると赤ちゃんの未発達な腎臓に負担をかけることがありますが、東京の水道水であればその心配はありません。 - ペットに:
犬や猫、小動物にとっても軟水が推奨されます。硬水に含まれる過剰なミネラルは、ペットの尿路結石の原因になることがあるため、東京の水道水はむしろ理想的な飲み水です。
注意点
水質自体は極めて安全ですが、古い集合住宅や戸建ての場合、建物内の配管の経年劣化により鉛やサビが微量に混じることが稀にあります。
- 朝一番の水:長時間使っていなかった最初の水は、数分間流してから(洗濯や掃除用に使い)、その後の水を飲料用や調乳用にするのが安心です。
- 浄水器の活用:カルキ臭や配管由来の微細な不純物が気になる場合は、浄水器を通すことでより美味しく、安全に利用できます。
家電(加湿器・ケトル)への影響
硬水地域(欧米など、硬度200mg/L以上)では、水を沸騰させるたびに炭酸カルシウムが大量に析出(結晶化)するため、ケトルや加湿器の内部に白い石灰がびっしりと付きますが、東京ではそこまで顕著な影響は出ません。
ただし、長年使用すると薄く白い跡がつくことはあります。
これは水道水に含まれるミネラル分(主にカルシウムやマグネシウム)が熱で結晶化した「水垢(スケール)」であり、ミネラル分が含まれている証拠。
とはいえ、人体への害はありません。
故障のリスクと手入れ
東京の水垢は少量ですが、蓄積すると以下のような影響が出る場合があります。
- 性能低下:加湿器のフィルター部分や、ケトルのヒーター部分に厚くスケールが付着すると、熱効率が落ちたり、機器本来の性能を損なったりする場合があります。
- 故障の原因:まれに、付着した水垢が原因でセンサーが誤作動を起こし、故障に繋がる可能性もゼロではありません。
そのため、東京の水道水であっても、定期的な手入れが推奨されます。
お手入れ方法
白い水垢はアルカリ性のため、酸性のクエン酸で簡単に落とせます。
- 方法:ケトルや加湿器のタンクに水を張り、大さじ1〜2杯程度のクエン酸を入れて数時間放置したり、沸騰させたりすることで、白い結晶を溶かすことができます。その後、十分にすすげば問題ありません。
参照元:
東京で水道水の硬度が気になる人向け|おすすめ対策と商品

「東京の水は安全だとわかったけれど、やっぱり塩素臭や古い配管の不純物が気になる」という方に向けて、現在選ばれている対策商品を紹介します。
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- 除去能力: 東京の水道水に含まれる残留塩素や、配管由来の不純物をしっかりカット。UV LED機能でタンク内も自動殺菌されるため、衛生面も安心です。
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まとめ|東京の水道水硬度は軟水で安心
東京の水道水硬度は、約60mg/Lの良質な軟水です。
全国平均と比較しても標準的で、赤ちゃんのミルクや料理にも安心して使用できます。
- 数値: 軟水(WHO基準)
- 比較: 大阪とほぼ同等、海外より圧倒的に軟らかい
- 安全性: 水道局の管理により極めて高い
もし、「もっと美味しく飲みたい」「冷水・温水をすぐに使いたい」という場合は、東京の水道水を最大限に活かせるLocca
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