コンテナガレージ

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「ベルトを締めて」椅子に腰を掛けて、世界は回り下降しさらにもっと、浮上はゆっくりと、doorを入る地上階と比較を嫌った、明かり、熊田が一歩先を、種田はベルトを外す。

 赤の色。絨毯が玉座に延びて、左右に装飾の施し柱、一回りは三mを易々とだろう。柱が遮り、絵画。油絵の暗い境目を持たず、人が手の合わせて花を作る。足は遅れる、熊田と間の空く。柱、絵画。するり掌から人が生える。身なりの汚く、生えた人はあかりを纏う。性別の違い、子供、老人、女、男も、老いも若きも職も容姿も区別を、右側に壁の開いて、飾る予定か、そちらも埋まり今度は、種田は天井を見上げる。

 声は聞こえていた、熊田の問いかけである。しかし、迎えた女性は種田が気付くまではとこちらを傾けた首、伺って、「私は二代目にあたります」と語り出した。

「高度な技術は、人体をいじろうなどと顔にメスをすら考えたことも。母より子へ、私の子供らは実則明次ではありません。声は、私の夫であります。継承、だれが一代限りだと名前を継ぎその人と先代を同一をみなすは受け取り手の問題に思えて、ほほ、みなさんのためを想えば手続きを省き一人が延々生きる、私のほうもこの通りに彼らより設けて生まれる女は私より生える」

「遺伝子が近い」

「何人働き手が住まうと」

「同意の上でしょうか?」熊田はもう一つ、「生まれるは男性ばかりで、」

「雇う」「整えた形に情が乗り人と成る。その体は器、成長を統制し適宜に教養と栄養を与えて、出来上がるは私にほかなりませんよ」溢れかえり、ありつける職は一握りにそのほかに私は貢献を仕事を名を与えた、隣と自分は違う者、当人同士がわかる、何をほか必要としますか、退出を右手が促す、従う、熊田に倣い踵を返した。知られても、絶対の自信、登録は義務である、果たすべきもそれは社会と世界の中に居られることを赦すのだから、理が通る、ここでは生きられる。

 すんなりと太陽を浴びれた。門外、一台のバンがエンジンをかけたまま。熊田は、干からびるぞ、顔が言って種田は助手席に乗り込む。切り返し、窓の開いてミラーにインストラクターが畳むパラシュートも、蹴躓き一から、滴る冷えた空気が黒い点線を描いた。

 アクセルが、規定速度を上回る。熊田は時刻に幾度か、太陽の位置も、次第に傾きはきつく長い波長には一時間の余裕は見込める、決めつけたが日没までに、種田は行き先をきく。

「抹消された議事録を探していたはずだ」出来事が重なり目的を忘れたか、実則明次の記録は読めていませんけれど、種田ははっきりと告げた。

 過程さ、「目安には。指摘に泡を食ってぼろを出し追及に顔色の変われば、」

 片田久吉宅。

「決まります、次を迎えた」僕らを見てもらうしか、議事録をご覧ください。

 中心部へ、おい々、一秒が惜しい。降車、憚らず手帳をちらりと。

 病院。七瀬航様。三〇一号室。どちらと答えるつもりを私に?身動きを満足に加えるは容易く、命がいくらあっても。過去に目の変わり見開き、決断を下した。開かれた小屋の議事録を読むのなら、察してください。当分種のことは忘れたい。

「院内です」タクシーに乗らずドアの前で熊田は立ち止まる。端末をあてて、

「ええ、入用であれば車内の電源が間に合わせますし、あの方ならば料金を抑えてくれるでしょう」

 乗車をもってようやく伝えられるかと、黙って聞くように、私は教え子かと疑うも熊田は聞きもせずまた、音声に耳も貸そうとは、窓の開けて煙が恋しく出会えた喜びに浸っていた。聞き覚え、忘れるものか、店主が端末の奥をより講義を始めた。