コンテナガレージ

サブスク・日常・小説の情報を発信

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ワタシハココニイル3-2

「警察の者です」 「不来は私ですが、人違いではありませんか?」不来は驚くどころかこちらに質問を返してきた。頭の切り替えは悪くない。鈴木は家を指さす。 「ご自宅ですか?」 「ええ、まあ。それで何のご用です?犯罪に手を染めた覚えはありませんと先に…

サブスク・通信対応のドライブレコーダーで安心安全なカーライフを!

サブスクで利用できる通信対応のドライブレコーダーについて、サービスの特徴や利用料金、支払い方法、取り付け方などを紹介します。 サブスク・通信対応のドライブレコーダーとは おすすめはパイオニアの通信対応「ドライブレコーダー+」【サブスク】 特徴…

ワタシハココニイル3-1

M社から聞いたリコールの主の元へ、鈴木は車を走らせた。 ちらついた雪がワイパーの隙間をかいくぐりフロントガラスの熱で消滅、再度の付着を幾度となく表現していた。国道を走り、道なりにタイヤを転がすこと約十分。渋滞に巻き込まれずに進路を変え坂道を…

ワタシハココニイル2-3

「意外です」相田は目を丸くした。「もっとこう大胆な人かと想像していたので」相田の中で熊田は無骨で不器用という印象であっただろう。しかし、その印象も数秒前に覆されたのだから信頼性に欠ける。 相田は張り出してきた腹回りを擦っていた。熊田は印象を…

サブスクの複合機・プリンターレンタルで仕事の効率がUP!

サブスクの複合機・プリンターレンタルは、定額印刷で複合機・プリンターをレンタルできるサービスです。 この記事では、サブスクの複合機・プリンターレンタルに見られる特徴を始め、リースとの違い、サブスクの複合機・プリンターレンタルを利用した際のメ…

ワタシハココニイル2-2

「エンビーという車で引き起こされた交通事故と、鈴木さんは言っていました。調べますか?」種田が腰をすでに浮かせている。 「二、三年以内の事故だ」種田は聞き終わると部屋を出た。資料を取りに行ったらしい。まだ、表向きは継続中の捜査であるために、捜…

ワタシハココニイル2-1

「もしもし、鈴木です」 「なんで携帯にかけてくるんだよ、署の電話にかけ直せ、もったいない」 「相田さんがどこにいるのかなんて、知らないですよ」 「いいから、それでなんだよ!」 「喧嘩腰はよして下さい、驚くじゃあないですか」 「だから、さっさと要…

スライドレールで自作!PC用キーボードの収納場所

私は肩こりに悩まされていました。原因はデスクの高さです。少し高い位置にデスクの天板があるため、長時間のPC作業でかたに負担がかかっていました。そこで見つけたのがスライドレールです。スライドレールにキーボードを置けば、肩こりの軽減が見込めるほ…

ワタシハココニイル1-3

「お前の疑問は捜査の再開自体ではなく、この部署が捜査を再開したのがおかしいと、そう言いたいのか?」 「まあ、なんとなくですけど」 「単純な考えに、捜査継続のアピールがあります」種田がコートを掛けてから言った。冬季間、雪国の室内での服装は割り…

ワタシハココニイル1-2

「聞かなかったことにします」相田は聞き流す。彼は不要な仕事を取り組む姿勢を嫌う。安全を見込んだ実力と経験値を踏まえた行動パターンが特徴である。及び腰というニュアンスは当てはまらないだろう。危険察知能力に長けている、これがしっくりと当てはま…

ワタシハココニイル1-1

新雪の降り積もる、狭まった国道を、やっとのことで乗りなれた新車のシートに収まり熊田はO署に向かう。マンションの駐車場から車道に出る。一晩で降り積もったルーフの雪を下ろすのにコーヒーで温まった躰が冷えてしまい、車に乗り込んでも当然のごとく車内…

ソール、インソール プロローグ4

なんだか私はもう以前の私ではない。人格が出来上がる前の私とでも言おうか。 俯瞰で物事を監視している。部屋の隅の方、天井と壁との三角の場所からひっそりと私が動かされるのを黙ってなすがままに口出しもできずに指を咥えて見ているだけ。 親も時を重ね…

ソール、インソール プロローグ3

取り込まれた情報で私は一度パニックに陥った。まあ、なんとか時間を掛けてやり過ごしてはみたが直面した時はもうなんというか、躰が破裂しそうなぐらいに圧迫感を覚えたよ。でも、もうそれも検診を終えてからはなんともない。快適で快調そのもの。うんと視…

ソール、インソール プロローグ 2

「ねえ知ってる?検診っ定期的に受けないと駄目なんだって」親の友人が遊びに来ている。その友人がお茶を飲んで聞きかじりの情報を親に伝えている。本心で心配はしていない、ただ又聞きの情報を話したいだけのことで、自分の欲求を満たす媒体としての友人関…

プロローグ 1-3

閉ざされた暗闇でまた移動。上下に揺れているから歩いているのだろう。一定の速度で斜めに降下した。するとすぐにまた歩行。忙しい。雑踏が増幅。親はこれを聞いて平気で生活する、私には耐えられない光景だ。そうして歩きまわるうちに、レトロな音色が響い…

プロローグ 1-2

泣いた。 親が慌てて駆けつける、隣のウィルもびくりと躰を震わせてこちらを睨んだ。私は親の手に包まれた。躰が強く締め付けられて痛い。しかし、言葉が通じない。 親の指先に操られて私は鳴動をやめた。時間が経てば自然と泣き止むのに何をそんなに慌てる…