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サブスク・日常・小説の情報を発信

2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

手紙とは事実を伝えるデバイスである8-4

「時間指定が組み込まれていた、時限装置というか、社長は一定時間何かに触る特定の仕組みをPCにプログラムをしていた、そこから不自然な体調の不良や今回は社長の死亡の事態に対して、私へ連絡が流れ着いた」PCはまだ手付かずである。調べを進めるのは情報…

手紙とは事実を伝えるデバイスである8-3

「そういった親族関係が理由を含め、社長が後任にあなた指名した。通常ならば、取締役の一人が経営を引き継ぐでしょうに。後に、財産と後任の争いが起きないように取り計らっていたのかもしれませんね」 玉井は両肩に乗った責任の意味を体感している、単なる…

すららとスタディサプリとの違い【オンライン学習】

どちらも同じようなサービスでは? ハッキリとした違いがあるの? 違いがあるなら簡単に説明してほしい という親御さんに向けて、 すららとスタディサプリの違いを解説! 大まかな違いをはじめ、料金・支払い方法・サポートなどの違いについても取り上げてい…

手紙とは事実を伝えるデバイスである8-2

「あなただけですね、犯人について聞いたのは。他の方は皆、また事情を聞きにきたのかと、半ば呆れた態度でした」 「事件に進展、そこで不足した情報を補うためにまた情報を入手しようと私を呼び出した、違いますか?」 「はっきり申し上げて進展はしてませ…

手紙とは事実を伝えるデバイスである8-1

三F 三階に下りる。エレベーターは次の一基に取り掛かる。左側の一基はまだ点検の段階。使えるようになるのは翌日、連絡の張り紙を各階のエレベーター前に見つけた。熊田は美弥都の思考を加速させる。 玉井タマリと社ヤエ姉妹の事実、さらに二人は社長の真島…

手紙とは事実を伝えるデバイスである7-2

本当に同時だった。穴が開くように見つめた。ドアがどうして開いたのかは、その時に考える余裕があってたまるか。揺れ動いた感情。ようやく、気を取り戻したのは、会議室に移った時。しだいに、全身へ血液が通い、私は現実を見つめられた。ドアに触ったの?…

ジャパンメイドサービスの口コミ/評判・サービスの特徴【家事代行のサブスク】

初めて耳にするサービスだけれど…… 利用している人はいるの? 料金やコースなどの詳細を知りたい という社会人・子育て世帯に向けて、 ジャパンメイドサービスの口コミ・評判を解説! サービスの特徴やコース、料金なども取り上げているため、ほしい情報が一…

手紙とは事実を伝えるデバイスである7-1

五F 席に戻ると、デスクのディスプレイに付箋が貼っていた。連絡ならばPCで行うはずなのに。 一階の食堂、窓際の奥の席、青い上着。 暗号めいた一文。誰だ? 周囲を見渡しても、デスクに近づいた人を見分けられるとは思えない。皆、仕事が忙しく佳境に入った…

手紙とは事実を伝えるデバイスである6-3

「忠告を一つ。情報源の名前は絶対に漏らしてはならない、それを誓えますか?」 「ええ、私は話すべき社員も友人もいません。夫ぐらいでしょうけど、家庭での会話も少ない、私のことはどうだっていいんです、それで誰が私のことをあなたに密告したのですか?…

手紙とは事実を伝えるデバイスである6-2

「ドアは開いていました!」歯切れ良く社が答える。 「そうでしょうか。驚いて室内に入って、死体を皆さんで確かめますよね、その時にドアを開けたまま、ロックを気にしてドアが閉まらないように配慮したのでしょうか。いいえ、それはありえない。だって、内…

手紙とは事実を伝えるデバイスである6-1

五F 社ヤエに連絡を取りつけ滞在フロアの階数を聞く。当然、電話口で用件を伝えられないのか、と彼女に言われたが、直接話すべき内容である旨を伝えて、約束を取り付けた。種田の状況説明から数時間経っているにも関わらず、エレベーター内の社員たちの会話…

手紙とは事実を伝えるデバイスである5

四F 社長との関係性がばれてしまう。武本タケルは仕事をこなす作業の手を止めた。仕事はとっくに終わり、やり取りの後半はただ闇雲に刑事が発した言葉をタイプしていた。大げさな兆候があったわけではないが、探りを入れる話し方は刑事特有の行動様式とでも…

手紙とは事実を伝えるデバイスである4-2

「連れ出せない、の間違いでは?」武本が言う。右半分は角度的にかろうじて見えるが、視線は常に顔と上半身遮るディスプレイに覆われていた。 「少しニュアンスは違います。そうだ、定時の退社時刻は何時でしたか?」 「八時です」 「もう時間ですが、何とか…

家事代行のサブスク・札幌のおすすめ人気12選!【選び方も紹介】

札幌で利用できる家事代行のサブスクはあるの? あるならおすすめのサービスが知りたい ついでに、サービスの選び方も把握したい という人に向けて、 札幌でおすすめ・人気の家事代行サブスクを紹介します。 あわせて、サービスの選び方も解説。 記事に目を…

手紙とは事実を伝えるデバイスである4-1

四F 三階を後に熊田は四階に上る。エレベーターの故障ではなくて、点検が続いていた。空洞を作業員が覗き込む。下を上を眺めて、振り向く、視線が合った。軽く顎を引いたように見えたが、気のせいかもしれない。路地裏の猫が走り去って、安全な距離から振り…

手紙とは事実を伝えるデバイスである3-2

汗が出てきた。今日は曇り空だったのに。仕方ない、室内は女性用に足元を中心に暖気が送られる空調システムなのだ。 一応、立ち上がって前後を確認。大胆に捕まる覚悟で私の殺害を企てることはありえない。捕まらないために私を殺すのだから、捕まりたいなら…

手紙とは事実を伝えるデバイスである3-1

三F 変な行動だった。それは確かにいえる。だけれど、私は黙っていた。それは私にとってもプラスには働かない、かなりマイナスな可能性をはらんでるから。もしかして、これは罪になるのだろうか。黙っているだけ、真実を語らないと罪に問われたりするのか。…

手紙とは事実を伝えるデバイスである2-5

「意味もなにも、わかっているじゃありませんか。引きつけて、だまし、雰囲気を重視、しかしそれにも飽きて信念を透過、謙虚にそして清くを演出、または振り切って刺激的に、あるいは官能的に、私には一様的ではない姿、形を変えることのすべてが他者の影響…

手紙とは事実を伝えるデバイスである2-4

「そうですか、だとすると、そこのラウンジで待たせてもらうことは可能でしょうか?」熊田はデスクが並ぶ端に見つけた、従業員の休息用の空間を言う。 「ああ、ええ、どうぞ。でも、どのぐらいの時間がかかるかわかりませんよ」ぶっきらぼうな言い方、仕事で…

手紙とは事実を伝えるデバイスである2-3

フロアの偵察を一通り、目に焼き付け、熊田は次の九階に降りようとしたが、エレベーターのドアが開かない。開閉ボタンにドアが応じないのだ。許可されていない、エレベーターの回数表示に乗降無許可の文字が示されていた。社長代理である玉井が制限を解除し…

手紙とは事実を伝えるデバイスである2-2

七階に到着。着地音が妙に響き渡るように聞こえた。 廊下がエレベーターを降りた左右に続く、熊田は角を曲がる。六階の廊下を想像して、右側の通路を歩いた。ペルシャ絨毯のような幾何学模様で、落ち着いた色合い。 足元に気をとられていると廊下に沿ってド…

家事代行のサブスク|料理についてのQ&A

状況にあわせて掃除と料理のサービスを組み合わせられるの? 何食分の料理を作ってくれるんだろうか できるなら、食材の買い出しも任せたい といった思いを受けて 家事代行サブスクの料理サービスを解説! 家事代行のサブスク|料理についてのQ&A 疑問①|料…

手紙とは事実を伝えるデバイスである2-1

一F→7・8F→×九F→三F 自由な各フロアに降り立つ移動手段が欲しい、所属のフロア以外に降りるためには許可が必要である。熊田は地下で警察手帳をかざして特別な形式でビル内に入った、現在自由に行き来可能な場所は一階の食堂のみである。待てよ、熊田は思う。…

手紙とは事実を伝えるデバイスである1-3

「エレベーターのデザインってあまり変わりませんよね。ああ、私、デザインが仕事なものですから、ははは。ついその皆さんの仕事振りを拝見して、エレベーター内の仕組みに興味を持ちましてね」熊田は思う限りの紳士な態度を表現した。正解だったろうか、相…

家事代行のサブスク|スタッフ固定・交代の疑問

毎回同じ人が訪問するの? 何度も交代すると指示を出すのが面倒かも 男性には部屋に上がってほしくないんだけれど と思っているあなたのために、 家事代行サブスクにおける、スタッフの固定・交代についてを解説! 記事に目を通せば、手間を省きつつ、楽な気…

手紙とは事実を伝えるデバイスである1-2

「そうですか」熊田は休むように座るベテランの鑑識から目を離して、軽く唸った。 「遺体はこっちの管轄が回収するが、それで間違いはないな?」両手を腿に乗せた鑑識は部下たちへの掛け声と一緒に立ち上がる。 「……ええ、問題ありません。鑑識に情報を尋ね…