コンビニやスーパーのアルバイト・個人店の経営者なら、一度は「レジ打ち忘れ」をしてしまったことがあるかもしれません。
お客様に迷惑をかけてしまう不安、店長や社員に叱られるのではという緊張感、最悪の場合「自腹になるのでは?」と焦る気持ち……。
この記事では、店の経営者に向けて、
レジ打ち忘れをした際の正しい対応、責任範囲、再発防止の方法
を詳しく解説します。
さらに、不安を解消するために役立つ教材やサービスも紹介。
記事を読んで、スタッフに安心して働ける環境を用意しましょう。
- レジ打ち忘れをしてしまったときの正しい対応
- レジ打ち忘れの責任やペナルティ
- レジの打ち忘れを防ぐ具体的な方法③
- トラブル時の上司・お客様への報告やクレーム対応
- ほかの店舗・スタッフの対応事例
- レジ打ち忘れ対策に役立つおすすめ商品・サービス
- まとめ
レジ打ち忘れをしてしまったときの正しい対応
最初にすべきこと
レジ打ち忘れに気づいたら、すぐに上司・店長に報告させるのが鉄則です。
スタッフが判断して勝手に対応すると、お客様や店舗に余計なトラブルを招く可能性があります。
お客様がまだ店内にいる場合
- 丁寧に声をかけ、打ち忘れた商品の追加会計をお願いする
- 必ず「こちらの不手際で打ち忘れてしまいました」と謝罪を伝える
- 金額が少額の場合でも誠意を持って対応することが大切
お客様がすでに帰ってしまった場合
- 店舗のマニュアルに従い、上司に報告してもらう
- 店舗によっては連絡を取って会計をお願いするケースもある
- 基本的にアルバイトが個人で追いかけることはしない
防犯上の注意
レジ打ち忘れは、お客様から見れば「万引き」に見えてしまうリスクがあります。
正しく謝罪と説明をすることで、不必要な誤解を避けられます。
レジ打ち忘れの責任やペナルティ
アルバイトが自腹になるのか?
多くの店舗では、打ち忘れ=アルバイトが自腹で負担する必要はありません。
労働基準法でも、原則として従業員に過失弁償を強制できないと定められています。
第二十四条 賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。
引用元:労働基準法第24条
ただし、店舗によっては暗黙のルールとして「少額なら立て替え」といった運用があるケースもありますね。
そのため、店のルールをスタッフに伝えてしておくと安心して働いてもらえるでしょう。
店長は怒るべきか?解雇の可能性は?
- 初めてのミスで解雇にする例は少ないでしょう
- ただし、繰り返し同じミスをすると評価に影響するのは事実
- 誠実に報告・謝罪するよう、スタッフに周知徹底させるのが信頼を守る第一歩
レジの打ち忘れを防ぐ具体的な方法③
①バーコードスキャンの習慣づけ
- 商品を持つ手を一定方向に固定する
- バーコードの位置を確認してから流す
- 「ピッ」という音を耳で確認して次の商品へ
②会計完了前の確認
- 商品点数とレジの表示数を照らし合わせる
- 「こちらで全部お揃いでしょうか?」とお客様に声をかける
③セルフレジとの違いを把握する
セルフレジはお客様自身が操作するため、打ち忘れは「お客様の責任」となるケースが多いでしょう。
そのため、スタッフはサポートとして注意を払う必要があります。
トラブル時の上司・お客様への報告やクレーム対応
上司(あなたへ)への報告ポイント
- いつ、どの商品を打ち忘れたのかを正確に伝えるようにする
- お客様の状況(まだ店内か、すでに退店か)を報告させる
- 自分の判断で行動する前に必ず相談させる
お客様対応のコツ
- 謝罪は「短く・はっきり」と伝える
- 余計な言い訳はしない
- 店舗全体で誠意を持って対応している印象を与えることが大切
ほかの店舗・スタッフの対応事例
よくあるスタッフの対応事例を取り上げてみます。
スーパー勤務の学生バイトAさん
「最初のころは打ち忘れが多かったけど、先輩から『必ず商品を数えながら打つ』と教えてもらって減った」
コンビニ店員Bさん
「店長が『ミスしたら必ずすぐ報告』と徹底していたので安心して働けた」
パート主婦Cさん
「一度ミスをしたときに、お客様が逆に『気にしないで』と言ってくださって救われた。その後は商品確認を習慣化している」
お店の管理者として、こうした体験談は、「ほかの店でもレジの打ち忘れがある」と把握できます。
そのため、失敗を恐れずに経営を続けられる材料になるでしょう。
レジ打ち忘れ対策に役立つおすすめ商品・サービス
①アルバイト向け接客マニュアル・研修教材
出典:ストアカ
オンライン講座や本といった教材は、レジ対応や謝罪の仕方を学ぶのに最適です。
\プロから接客対応を学べる/
②接客・販売系の資格講座


出典:販売士(リテールマーケティング) 講座 - スマホで学べる通信講座で資格を取得 【スタディング】
「サービス接遇検定」や「販売士」などの資格は、経験をキャリアに変える強力な武器になります。
経営者・店舗の責任者であるあなたが、接客のスキルを獲得。
スタッフに教えるという方法もありますよ。
\サービス接遇検定の詳細はこちら/
\販売士の詳細はこちら/
③ストレス対策グッズ
緊張や不安を和らげるグッズを活用するのも有効です。
④キャッシュレスレジサービス(Square・STORES 決済など)


出典:お店のキャッシュレス決済の導入をかんたんに STORES 決済
出典:小売店・店舗向けPOSレジシステム&アプリ | Square
自動で計算・在庫管理ができ、打ち忘れや会計ミスを大幅に減らせます。
\バーコードを読み込むだけ➡打ち忘れがない/
\キャッシュレス・POSレジ連携で会計ミスを防ぐ /
まとめ
- 一番の不安は、「レジ打ち忘れをしたときにどう対応すべきか」
- 次に大切なのは、「責任範囲やペナルティを理解し、安心して働ける環境を整えること」
- 防止策は「スキャンの習慣化」と「確認の声かけ」
- さらに安心を得る方法として「教材・資格・保険・キャッシュレスレジ導入」が役立つ
レジ打ち忘れは誰にでも起こり得るミスです。
大切なのは、ミスを恐れて萎縮させないこと。
正しい対応と防止策を身につけて前向きに働ける環境づくりが重要です。
この記事で紹介した知識と商品を活用して、不安の少ない店舗運営を始めてください。