コンテナガレージ

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仕事(フリーライター)、日常、小説、その他諸々

ch 2


「出ます」スタジオを早朝に時を計れる電車を選ぶ、「後日改めて改善をこちらに」余分に一席買わされた挙句、急かされて搭乗は人目を引いた。当地、待たずと出迎える車は手筈の通り、「抱えます」顔を車内へせっかくはそちらの早合点では。「反対のドアを開けても」長閑、放つ走行音と車両は遠ざかる信号を越える。これより運転手が責を負う、「私が開けますので」体を捻じりまま接客と出迎えるためでもか。「領収書を持ち帰れるとは」、音色の合図、アイラ・クズミは順番に降りた。
「船内を回る」必要でありましょうか、訪れた意味を。しかしカワニの心境は穏やかならが振幅のような波が山を作る、「説明が要ります」タテカワとアキは理解に、各自抱えた仕事に取り掛かる。私が言えて、歌を歌う資格を得る、くどい、エントランスロビーの備え付けた椅子にタテカワを視界を外す、悪態が口を、だが私は続けた。「媒介です。弦の弾じくギターとて、プリアンプにアンプ、スピーカーとて」カワニの理解にも、「船内の機関室を覗きたいとは、ときに私はどこで仕事を果たすか、ただでさえ正体が奏でてありましょうか?」首を振って、案内を、ギターは会場奥の控室に、「どこにいようと、船内に代わりがあって」探索に彼女は取りかかれた。
 彼女は三等二等客室を、デッキへ出て船主を望み引き返したフロントロビー。上がる。十数時間の船旅に空間を大金を支払う、彼女は一等にスイート、ロイヤルスイートの特別室と興味は初めから持ててはおらず、船尾へ引き返した。
「控え室に」立て続けに要望に応じる、服は左手の、曲数は十二曲にアンコールを含む、見せかけを信じた、応え要望に適う、私は周到です。「お断りを」働きかけを強く何度とも、持ちたがる価値と並び扱われては、生活にならば喜んで大幅な値下げを、売り場にでは。楽しみに胸躍らせる、「目的は」一言につきる。
 チェックの開始に呼ばれて、一曲を奏でる、再度上階より増幅を施され指示の飛ぶ、スピーカーは首が伸びて二基どちらも据置く箱と役目を渡す、音の鳴り、響き、声の届く人のなき空の床へ、だれのために、空港が顔のさした一場面に私は、「その手が答え」求めた伸ばした、端末を掲かぐ、たんまり食を運ぶはだれがためか。
「わかりました」三十分後にまた、機材を入れ替える、指定はとてもありがたい。予備のギターが届いた、送料は場過にならないのですがね、カワニは不満を漏らす口を向きを変えて両の掌(ひら)がみえる。危険を分けた、上空に迫る危機は演奏者もろともが大いに、。
 手のさわり息を吹きかけ。心構えを強いた。「どちらへ」乗船は四時間後でありますよ、そっくり、まだ四時間である。
 午後を回り日の暮れた空を綺麗など、住まいの落ちる方角すらあくせくとしかし、家相には長じる。手は振り返すものか、振らずの権利も得られるのだ、熱がすっかり風は移り変わる先々をはらむ。衣装に着替えた。遅すぎて指摘を受けるぐらいなら、非常にもう一着はラックに下がる、心配が彼の仕事と彼女は割り切る。
 乗船、人が口々に連れと、顔見知りが船内で落ち合う、端末の所持は禁じて固く安心を願いにすら許さず、目と耳があろうに、客室へまず荷の置いて、張りつけた直筆に目を止めなさい、「出ます」アイラは腰を上げた。