決済サービスの利用では、決済手数料がかかります。事業者は、できる限り決済手数料を抑えたいという思いがあるでしょう。
この記事では、決済サービス・決済手段ごとに違う、決済手数料の比較をまとめました。比較対象の決済サービスには、Square・AirPay・STORES決済の3つを取り上げています。
記事を一読して、決済手数料を低く抑えられる決済サービスを見つけましょう!
※この記事は商品・サービスのPRを含みます。
決済手数料とは?
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決済手数料は、事業者が加盟するクレジットカード会社などに支払う手数料のことです。
決済サービスを導入している事業者は、決済手段(クレジットカード・電子マネー・二次元コード)ごとに、売上の数%をクレジットカード会社などに支払います。
事業者は決済サービスを導入する代わりに売上の一部を納める必要があるため、決済手段の種類はもちろん、料率を目安にして決済サービスを選んでいます。
決済手数料の比較【Square・AirPay・STORES決済】
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主要3社【Square・AirPay・STORES決済】の決済サービスでは、決済手数料にどの程度の料率を定めているのでしょうか。
比較できるよう【Square・AirPay・STORES決済】が掲げる決済手数料をまとめました。
決済サービス | Square | AirPay | STORES決済 |
決済手数料 | 3.25~3.6% | 0.99~3.74% | 1.98~3.74% |
表からわかるように一番低い決済手数料の料率は、AirPayです。2番目がSTORES決で、3番目がSquareという結果でした。
AirPayは一番高い決済手数料率も2社と比較して低いのため、表を見る限りAirPayの利用が一番お得といえます。
とはいえ、お客様は決済手数料の料率が低い決済手段だけを利用するとは限りません。そのため、決済サービスを決めるなら、各決済手段に定められている決済手数料の料率を把握する必要があるでしょう。
3社【Square・AirPay・STORES決済】が掲げる決済手数料率は、以下のとおりです。
【Square】決済手数料の料率
決済方法 | 手数料率 | 支払い方法 |
対面決済 | 3.25% |
Visa Mastercard American Express Discover Diners Club International PayPay iD |
オンライン決済 | 3.60% |
Visa Mastercard American Express Discover Diners Club International |
非対面決済 | 3.75% | |
請求書決済 | 3.25% |
【AirPay】決済手数料の料率
AirPay | ||
クレジットカード決済 | Visa Mastercard American Express |
3.24% |
JCB Diners Club Discover |
3.24% | |
電子マネー決済 | 交通系 | 2.95% |
iD QUICKPay UnionPay(銀聯) |
3.74% | |
二次元コード決済 | COIN+ | 0.99% |
Alipay+ WeChat Pay UnionPay(銀聯)QRコード |
2.95% | |
d払い PayPay au PAY J-Coin Pay |
2.95% |
クレジットカード決済では、Squareより低く、STORES決済と同じ決済手数料の料率が設定されているね。
電子マネー決済では、Squareより低いものの、STORES決済より高い決済手数料の料率を定めています。
二次元コード決済では、STORES決済よりも低い決済手数料の料率といえます。
【STORES決済】決済手数料の料率
STORES決済 | ||
クレジットカード決済 | VISA MasterCard American Express |
3.24% |
JCB Diners Club Discover |
3.74% ※2023年4月から3.24% |
|
電子マネー決済 | 交通系 | 1.98% |
二次元コード決済 | WeChat Pay | 3.24% |
クレジットカード決済の比較では、Squareより低く、AirPayと同じ決済手数料の料率に設定されています。
電子マネー決済の比較では、一番低い決済手数料の料率が見て取れます。
二次元コード決済では、AirPayよりも高い決済手数料の料率が設定されていますね。
【決済手数料から判断!】迷わずに選べる決済サービスの選び方!
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ここまで、主要3社【Square・AirPay・STORES決済】で設定されている決済手数料の料率を取り上げました。
比較のためにまとめて決済手数料の料率を紹介しましたが、情報が多すぎて決済サービスを決められないという方もいるでしょう。
そのような方は、以下に挙げる選び方を活用してみてください。重視する決済手段ごとに、決済手数料の料率を目安にした選び方を紹介していますよ。
チャート式の図をつくったので、各事業者に合った決済サービスを簡単に探せます。
クレジットカード決済が多い店舗の場合
クレジットカード決済が多い、クレジットカード決済の利用が多いと予想される店舗では、以下のチャートに従うと、決済手数料の料率を抑えられますよ。
電子マネー決済が多い店舗の場合
電子マネー決済の利用が多い、開業・開店後に電子マネー決済の利用が多いと判断できる店舗では、以下のチャートに従って決済サービスを決めましょう!
二次元コード決済が多い店舗の場合
二次元コード決済が多い、二次元コード決済の利用が多く見込める店舗では、以下のチャートに従うと決済手数料の料率を低く抑えられます。
まとめ
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店舗向けの決済サービスについて、主要3社【Square・AirPay・STORES決済】の決済手数料を比較しました。
どの決済サービス会社でも、クレジットカード決済の決済手数料では、高い料率を定めています。電子マネー決済と二次元コード決済の方が、若干決済手数料の料率を低く設定する傾向が見られるでしょう。
今回の比較は、決済手数料の料率だけに注目しています。既存の店舗では、選ばれている決済手段を把握しておくと、支払う決済手数料を抑えられるでしょう。
新規開店の店舗では、利用の多い決済手段を考慮すると、決済手数料を抑えた運営が可能です。
決済手段ごとにまとめた決済手数料の料率やチャートから、各店舗に合った決済サービスを選んでください。
私のサイトでは各決済サービスについての記事も書いているので、サービスの詳細を知りたい方はこちらを参考に。