コンテナガレージ

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仕事(フリーライター)、日常、小説、その他諸々

店長はアイス  死体は痛い?1-2

 にぎわう複合施設。いつものように休日の外出。休日に外に出ることが日課になった私は、駐車場代の無料を狙って本屋でお金を使う。その後、衝動的に服を買った。淡い色、グリーの夏らしい服、これから着る予定の服。当然試着はしない、手に取りサイズをタグで確かめるとそのままレジに直行する。店員も予期せぬ私の行動に応対が遅れたようだ、そのぐらいは許容範囲だ。いつだって予定調和とは行かないもの。視界の端で私を伺っていただけで、試着を予想したんだろうけど、うん、そうはいかない。別に意地悪ではない。むしろ、こういったお客だってたまには訪れるのだと、教えてあげたのだから感謝して欲しいぐらい。いいや、それは言いすぎか。反省すべきだ。陳謝。会計の際に、クレジットカードを勧められた、この店に特化したカードらしい。きっぱりと私は断る。お客がずっと黙ってカードの説明を聞いているのは、あなたに気を使っているから。また服を購入したい。けれど、むげに断りでもしたら次が行きづらい。だから、あえてしかたなく延々とだらだら流れる言葉を聞いている格好でやり過ごすの。でも、私は伝える。必要ないと。店員も勧誘はもっとそれとなく行うべきだろう。服はたたまれ、紙袋に収まっている。なのに、まだ話しているのはルール違反だ。長方形の冊子とレジの天板にもカードへの入会を勧めている。欲しい人は自ら聞いてくるだろう。それとも、嫌がるあるいは受動的な性格のお客まで引き入れようという魂胆か。セールをしなくてもお客は買いにくると思う。知ってもらうための安売りだとしても、それらに食いつくは常連では決してないと、わたしは思うのだ。店の外まで紙袋は渡して貰えなかった。へりくだった姿勢も着飾っているようにしか見えない。お客に頭を下げさせるための手法だろうか、しかし何のために?まあ、私の知ったことではない。微笑ぐらいは返した。これで満足だろう。